来年の総北のインターハイ前シーズンを妄想してみました

 


小野田たちが3年の来年のインターハイはどんなだと予想しますか?

 

新1年生に、今泉が鳴子以上にライバル視するような天才型オールラウンダーでも入ってこない限り、鳴子は来年もオールラウンダーのままですよね。

 

ということは、作戦上も鳴子がスプリンターとしてインターハイカラーゼッケンを取ることはもうない…それってなんかひどくない?
あんなにスプリンターにこだわりのある鳴子なのに…(涙)

 

とか考えて悲しくなってきたので、インターハイ以外のレースでなら勝てるんじゃないか?って妄想してみました。

 

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東堂さんと巻島さんがインハイ以外でも勝手にレースに出て勝負してたみたいに、総北メンバー全員でヒルクライムを攻略みたいなことばっかやってないで、各自でレースに出て、個人の実力の優劣を競ってみるのはどうでしょうか。

 

鳴子を自由に走らせてあげたいというか、毎回チームのために天下一品の仕事をしてのける鳴子なんだけど、チームの勝利とか関係ないところで、もう一度スプリンターとして今の鳴子に自由に勝負させてあげたいというか…。

 

*読みやすさ優先で、あえてセリフのみで進行しますので、映像は各自でご想像ください。

 

 

 

クリテリウム編】

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「スカシ、カブ、お前らには負けへんからな。勝つんはワイやで!」

「それは俺のセリフです。総北のエーススプリンターは俺ですから」

「カッカッカ!せやったら白黒はっきりつけようやないか。ワイの速さにびっくりしてウンコ漏らすなや」

「漏らしません!なら勝負です、鳴子さん」

「かかってこいやカブ」

(こいつら…俺は最初から論外扱いか。総北のエースの実力、見せてやる!)

 

 

 

結果は…

「カーッカッカッカ!せやからゆうたやろ?なにわのスピードマン鳴子章吉、まだまだ健在やで!どぉも〜、おおきに、おおきに。声援ありがとうな〜」

「負けた…なんでだ?鳴子さんはオールラウンダーなのに、俺がエーススプリンターのはずなのに…」

「カブ、まずそこが間違うとるわ。ワイはチーム総北の勝利のためにオールラウンダーなったけどな、もともとスプリンターや!これがワイの本当の実力や。思い知ったかスカシ!」

「ああ、スプリンターとしてのお前の実力はエース級だ鳴子。だが、お前は山も登れる。そして、そのままゴールも狙える。だから無理を言ってオールラウンダーに転向してもらったんだ…俺たち総北が勝つために」

「よう分かっとるやないか。そういうことや、カブ。ワイはオールラウンダーやけど本来はスプリンターや!せやからワイから盗めるもんはなんでも盗んで吸収するんや。そんで今よりもっと強くなって、ワイらが卒業した後は、お前がお前のやり方で後輩に教えたるんやで」

「鳴子さん…」

「勝負ならいつでも受けて立つさかい、キバってキバって、もっともっと強くなるんやで、カブ」

「はいっス!俺、もっと強くなります」

(おいお前ら…エースでキャプテンの俺の立場は…?)

 

 

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人混みの中に、こっそり見に来ていた手嶋、青八木、田所の姿が。

「相変わらずマメツブのままだが、鳴子はずいぶん先輩らしくなったじゃねえか」

「今泉のほうは鳴子に置いていかれてる感すごいですけどねw 青八木はどう思う?」

「………!」

青八木が何を言いたいのかは手嶋にしかわからない。

「都合をつけて、また次のレースも見に来てやらねえとな。次は金城も誘うか」

「それは…あいつらに見つからないようにしないと、今泉のメンタルが心配ですよ」

「今泉は、ちぃと打たれ弱いからな。あいつが鳴子に勝てないそれが理由だな」

「もっと"エリート"呼ばわりしていじめておくんでしたねw」

「負けて悔しいおもいをした分だけ強くなれ、鏑木!」

「青八木はコッソリそれ本人に伝えてきたほうがいいんじゃないか?」

 

 

 

 

ヒルクライム編】

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「小野田くん、すまんけど今日は負けへんで。ついでにスカシ!今日もお前には絶対に負けへんからな」

「お手柔らかにね、鳴子くん」

「この前は自分はスプリンターだと言ってなかったか?鳴子。いいだろう、かかってこい。そういうわけだから小野田、今回は単独での勝負になる。どんな結果でも、その結果から今チームに必要なものが見えてくるはずだ」

「うん、分かってるよ今泉くん。御堂筋くんや真波くんみたいな、選手単体としての力量も必要なんだって。僕も負けないからね」

「ああ、俺も負けない」

「カッカッカ!勝つんはワイやで。小野田くん、スカシ」

 

 

 

結果は…

僅差でゴールを制した鳴子の優勝を喜ぶ坂道と落ち込む今泉。

 

『1位から3位までは総北高校が独占しました。"山王"小野田坂道選手を破って勝利を手にしたのは、オールラウンダーに転向した《山も登れる炎のスプリンター》鳴子章吉選手です』

『おお!すげえぞ鳴子!』

『総北は小野田坂道だけじゃないのか』

 

アナウンスに重なる観客の声。スプリントとクライムの両方とも勝ってみせた鳴子をボーゼンと見つめる鏑木。

「マジかよ、鳴子さんすげえ…」

「負けたよ、鳴子くん強いねえ。また登り早くなった?」

「カッカッカ!おおきに小野田くん。けど、これで自信ついたわ。今年は絶対に御堂筋に負けへん!勝つんはワイや!」

(今泉さんキャプテンでエースなのに、鳴子さんには勝てないんだな)

ポキッ…と何かが折れる音。

(鳴子さんすごいよなぁ。元スプリンターなのに山も登れるからダブルエースになったって話は聞いてたけど、チーム戦じゃなかったら、総北最強のエースは鳴子さんなんじゃないか)

…ピキッ…ポキッ……

モブ下級生の声に暗く翳ってゆく今泉の顔。

青空の下、鳴子の高笑いが響き渡る。

「カッカッカーッ!」

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という白昼夢を見たんですが(笑)